PERSONS|ひと
日本フィルハーモニー交響楽団に入団された本間雄也さんよりコメントいただきました。

8月1日付で日本フィルハーモニー交響楽団に打楽器奏者として入団いたしました、本間 雄也と申します。
音楽はしなやかで熱く、そして皆さまのお人柄は温かい、そのような日本フィルの打楽器セクションに加えていただけたことを、大変嬉しく思っております。
オーケストラの打楽器セクションは、楽団所有の楽器や道具があるからこそ長年受け継がれてきた響きがあり、それはクラシック音楽が再現芸術と呼ばれることとも深く結びついていると考えております。日本フィル所有の50年もののシンバルが今も輝きを放っている様子に、そこへ注がれてきた並々ならぬ愛情を感じ、日々身の引き締まる思いです。
ゆえに今後も、今ある道具や楽器を大切に使い続けていきながら、今後の楽団のサウンドを担っていく一員として自らの技術を磨くだけでなく、より良い音色を探求し、新鮮な響きを生み出していくことにも力を尽くして参りたいと考えております。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
本間雄也|HOMMA YUYA プロフィール
神奈川県茅ヶ崎市出身。12歳より打楽器を始める。東京藝術大学卒業、同大学院修了。 日本打楽器協会主催 第39回打楽器新人演奏会にて最優秀賞受賞。
学部在籍時にオーディションに選抜され、室内楽定期演奏会(第49回, 第50回)に出演。
現代音楽作品の初演・再演に意欲的に携わるほか、室内楽公演のプロデュースや「青木淳退任記念展 -雲と息つぎ-」や自主企画「プールサイドの想定線」での建築と関わるサウンドパフォーマンスなど、ジャンル・時代を問わず幅広い分野での演奏に携わっている。打楽器を高田亮、杉山智恵子、藤本隆文の各氏に師事。ドラムを齋藤たかし氏に師事。
2025年、日本フィルハーモニー交響楽団に打楽器奏者として入団。
執筆者: 本間雄也
取材協力:日本フィルハーモニー交響楽団
写真撮影:井村重人
編集:JPC MAG編集部