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【レポート】良い音とは?チューニング研修会!

楽器店スタッフ歴17年目となる私、スタッフ黒澤が「改めて基本を学び直したい」という想いから始めたこの研修会シリーズ。
前回の「Zildjian研修会」に続き、第2弾となる今回は、「良い音とは? チューニング研修会」と題し、講師に藤原寛二さんをお迎えして6月21日(土) 当店B1Fスタジオにて開催いたしました。
今回の研修会では、「チューニング」という一見シンプルに思える作業の中に潜む、奥深い理論と実践技術にフォーカスし、参加者の皆さまと共に「良い音とは何か?」を改めて考え、その答えを探る2時間となりました。
当日は、ドラム経験や知識もさまざまな方々にご参加いただき、「均等張り」の本質や、再現性のあるチューニングの考え方、製品ごとの音の違いを引き出すアプローチ方法などを取り上げ、「なんとなく」で終わらないチューニングの大切さを、実感することができました。

途中、参加者をグループに分け、実際にドラムを使って「均等に張る」体験も実施。
ほんのわずかな手の動きの違いで音が変化することや、「完成形の音」をイメージすることの重要性を、実践を通して共有することができました。
参加者の皆様からは、
- 「とても分かりやすく、貴重な機会でした」
- 「チューニングを体験できて楽しかった」
- 「また参加したい」
といった感想をいただき、主催者としても大きな励みとなりました。
また、講師の藤原寛二さんのご説明は非常に分かりやすく、どの質問にも丁寧にお答えいただき、まさに充実の2時間となりました。
ご参加いただいた皆様、そして講師の藤原寛二さん、本当にありがとうございました!
とても学びの多い楽しく最高な時間となりました!!
次回の「スタッフ黒澤研修シリーズ」も現在企画中です。
基礎を見直し、音楽や楽器への理解を深めたい方へ向けて、より実践的で学びのある時間をお届けしてまいります!
おさらいを兼ねて、テーマを少し変えながら再び「チューニング研修会」も検討中です!次回のテーマや日程など、どうぞお楽しみに!

講師プロフィール
藤原 寛二
広島県出身。3歳からピアノを始め、ギター/ベースやVoなどを経験して最後にドラムを始める。フィルを上手に入れるコツが知りたいという理由でRCCドラムスクールに入門。同じ時期に自身が経営していたライブハウスで機材や録音の研究も始め、アンプや真空管、レコーディング機器やドラム機材などを集めて様々な実験を繰り返し、PAおよびレコーディングエンジニアとして、またドラマーとしての活動を開始。上京後、ドラマーとして様々なアーティストをサポートし、またドラムチューナーとしても様々なレコーディングに参加。
長年のメーカーおよび輸入代理店との業務経験を活かし様々な企画立案や製品開発への協力も行っており、マニュアルやカタログなどの翻訳も多く手掛けている。また、動画の翻訳やアーティストによるデモンストレーションなど年間100本以上の動画を制作しており、Sonny EmoryやNathan Eastなどの著名海外アーティストのデモンストレーションでは録音/Mixを担当。機材関係の研修の講師を務めることも多く、その範囲はドラムからギタープロセッサー、DAWまで広がっており、アーティストにレクチャーすることも多い。
執筆者:ドラム・シティ 黒澤
編集:JPC MAG編集部