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【リポート】中部打楽器協会第23回フェスティバル(Percussion Festival 2025 in NAGOYA)

中部打楽器協会 理事長 和泉正憲
今年の中部打楽器フェスティバルは5月10日、11日に名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)で開催致しました。稲沢市文化振興財団との共催で同ホール全館を使用しての開催になって2年目になります。残念ながら昨年には僅かに及ばず約530名の入場者ではありましたが、特に5月11日は終日多くのお客様で賑わいました。

10日はゲストの「ハビエル・ナンダヤパ氏」のマスタークラス。開講に際しメキシカンマリンバ、ナンダヤパ一家の活躍について映像を交えて解説が有りましたが予定を大きく超えてしまい、レッスンに支障が出てしまったのは大きな反省点でした。
11日は、午前10時から「Timp.」「打楽器全般」「鍵盤楽器」に分かれての基礎講座と吹奏楽課題曲講習、他に「手作り楽器講座」「ドラムサークルファシリテーター講座」を開講。11時からは中ホールで展示・体験ブースも営業開始、メインコンサートは大ホールで午後1時の開演ですが終演予定は午後5時過ぎ、実際には6時前まで掛かってしまいました。この間小ホールでは手作り楽器演奏グループ「kajii」の創さんによる手作り楽器の体験会を3回開催しました。この講座には多くの子供たちが参加し、地域との良い関係が出来つつあることが実感できました。
メインコンサートのゲストは「ハビエル・ナンダヤパ氏」と「加藤大輝氏」。
加藤氏の提案により加藤氏の「Hapimelo」の共演者を一般公募したところ、中部地方はもとより、富山県や関東地方からの参加者もあり総勢25名での大合奏で盛り上がりました。4時間を超えるコンサートでは当然ながら総てのプログラムを通して聴くのは無理ではありますが、小ホールでの体験会・中ホールでの展示ブース、屋外の4台のキッチンカーへとお客様が回遊し、一日中どこもがお客様で賑わう結果となり成功裏に終わったと自画自賛しているところです。
最後は恒例の「ラプソディ」そして打ち上げに突入。打ち上げは各業者様のご協力によって参加者一同大盛り上がりで来年の開催へと繋がりました。
来年も稲沢市民会館で5月9日、10日の開催予定です。
執筆者: 中部打楽器協会 理事長 和泉正憲