広く浅く♪たまに深く
楽器メンテナンスの基本、それは「拭く」こと

日々のお手入れ、交換パーツ案内、意外と知られていない事、今さら聞けない事などを「楽器を大切に」を合言葉にスタッフ目線で少しずつご案内していく新コーナー。
こうしてみたら良い!こんなやり方がいいのでは?いろんなアプローチがあるからこそ、シチュエーションに合わせてコツコツやってみてください。
記念すべき第一回目のテーマは「拭く」
楽器メンテナンスの基本は拭くこと。
わかっちゃいるけれど、実際にはやれていない事がおおいのではないでしょうか?
結果後回しになってしまうと、錆びや汚れで見た目も寂しくなります。
演奏上どうしたって楽器に触れるわけですから、皮脂や汗、ホコリは可能な限り拭き取ってあげて下さい。
演奏終了後必ず行って欲しい部位は、ツルツルしたタイコのヘッド、鍵盤楽器の音板、シンバル等でしょうか?見た目で指紋が残っていたらわかる範囲は最低限行いましょう。
なかなか楽器全体をピカピカに維持する事は難しいと思いますので、毎日行う場所とは別に、例えば半年に一度、一年に一度とやってもよいと思います。


ティンパニのフレームやスタンド、クロームメッキのかかった部位など、沢山ありますよね?ホコリまみれの楽器は元気も無くなり、良い音がしなくなります。


単純に拭き上げる作業で、ネジの緩み等楽器の異常を感じ取る事もあるでしょう!
私も直接楽器に触れて初めて異常に気づく事がおおいです
打楽器自身そもそも叩かれる、移動させられる、分解される、組み立てる、なかなかハードな業種です。。。
頑丈そうでかなり繊細なところもありますので、この基本中の基本をまずは行い、来る本番に向けて取り組んでいきましょう!
そう!楽器はそのままでは壊れません、何かしらの理由があるから壊してしまいます!
ピカピカの極意。そう!最後は自己満足さ!!続く。
■文中の登場したクリーニングクロスはこちら↓↓↓
執筆者:パーカッション・シティ 山田