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つっちーの太鼓奇談

つっちーの「太鼓奇談」第十八回|想うこと。。価値観、人と人とのつながり

エッセイ2018年1月10日
つっちーの「太鼓奇談」第十八回|想うこと。。価値観、人と人とのつながり
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※この記事は2018年1月発行「JPC 155号」に掲載されたものです。
※カバー画像は、文中に登場する秋ヶ瀬公園駐車場にセットアップされたつっちーさんのドラムセット
(使い回しですみません)

JPC 会報をお読みの皆様、毎度おなじみ太鼓奇談のお時間がやって参りました。

今年も早いもので、この原稿を書いているのは十一月です。
2017 年も残すところひと月半というところでしょうか。
僕なんぞはまだまだ若造だなんて思っていたら、来年で49歳。まだまだ若造です。

今現在、毎年恒例の矢沢永吉さんの全国ツアー真っ只中。
とある街のホテルの一室でカタカタとこの原稿をタイプしております。
僕らのような旅ガラスのヤクザな商売をしているとよくいわれるのが「全国あちこち行けていいですねぇ、うまいもん食ってアレコレ遊んでねぇ」てなことです。
ま、当たらずとも遠からず。確かにメシくらい行きます。
で、どうせ食べるなら美味しくて安いほうがいい。なんなら一杯飲みたい。もちろんシメのラーメンも美味しく頂きたい。
なんてことを二十年以上続けて、間もなく五十歳。論語で言う所の「不惑」ってヤツをとっくに通り過ぎ、未だにあっちふらふらこっちふらふら。迷いまくりです。
おまけにここんところ仕事が終わってホテルの部屋に帰ってくると缶ハイボール二本飲んで外にも出ず一人部屋でジッとしていることが多いのです。騒がしい現実の仕事からやっと独りの時間を過ごせる時。一日閉まりきっていた窓を開けて空気を入れ換え、部屋着に着替えて酒の缶をあけ、タバコを一服。
淋しい中年男に見えるでしょうが、実際淋しいですw
しかしなんでしょう、その寂しさがなんとも言えない安らぎに感じるのです。その昔、つげ義春さんの「貧困旅行記」という本がありまして、この本が僕は大好きでぼろぼろになるまで読んでいたのですが(ついには本当にバラバラになってしまいましたがw)その本にも「どうしようもなくボロボロで陰鬱な安宿に投宿し、これ以上何も無くなりようがない殺伐とした部屋に横たわる時、寂しさと同時に深い心の安らぎを覚える」というような事が書かれていて、僕は「あぁ、いいなぁ…
すごくよくわかる。僕もそういうところに行きたい」と夢想していた少年でした。側から見ると相当根暗い奴ですがw
僕はどうしてこんなことを思うようになったのだろうか?
独りの部屋でじっと考えてみました。
今回は内省的なお話になりそうで、皆様にお付き合いさせてしまうのが申し訳ありません。ご興味のある方はお付き合いくださいませ。「なんか辛気くせえなぁ」
とお感じの方はそのままページをめくって戴ければ愛らしい笑顔の岡田梨沙さん
のラブリーな連載が楽しめますのでそちらへどうぞ。

さて、話は戻ります。辛気くさいですよw

先日、いつものようにFacebookやtwitterといったSNSをふと覗いた時、たまたまだったのかもしれませんが、なんと言うか気の滅入るような記事が多かったんですね。
世界各地で起きている紛争による難民、環境破壊、虐待、虐殺、あらゆる差別的な記事。それだけでも相当落ち込みます。現実から目を背けてはいけませんが、なんの準備もなくそういった記事や写真が目に飛び込んで来るとぐったりするのは当然の事ですよね。何よりも自分や自分の友人が書いた日々の事に対する書込みがもう何というか「無粋」極まりない。
自分の価値観のみで語り、その価値観と相いれないものは片っぱしから踏み潰し否定する。己の価値観のみが正義と言わんばかりの書き込みがこれほど多いのかと、今更ながら気が付いてしまい、愕然としてしまいました。

僕が普段慣れ親しんでいるSNSというメディアはポジティブな情報交換や共有の場であって、たとえそれが政治討論であろうとお互いの主張を受け入れた上での差異を討論し合うというものであって、意義はあれど、相手の尊厳を踏みにじる様な事はあってはならないと思うのです。
僕も随分とSNSの「毒」に犯されていました。
意味あることも得ることも多かったけれどその何倍もの時間を「毒づく」事に費やしてしまっていたのかもしれません。いや、費やしていました。深く後悔と反省をしています。
本当に遅まきながらその事に気がついた僕は、考えました。

全てのSNSアカウントをクローズするか否か。

しかし、友人の中にはSNSでしか連絡が取れない人もいます。海外に住む滅多に会えない、しかしダイレクト・メッセージなどで時に数時間も濃密でポジティブなやり取りをする相手もいます。セルフ・オペレーションが下手なだけで彼らとのつながりを消してしまうのは余りにも愚かです。
そこで僕はまずラップトップのブラウザの初期設定で最初に開くページをFacebookから趣味で見ているサイトに変えました。ラップトップをひらいてブラウザを立ち上げると自動的にFacebookが開くのをやめたわけです。
次はスマートフォン。Facebook、twitter、Instagramなどのアプリ上での通知を一切オフにしたのです。
これでスマートフォンを手に取ったときにアプリのアイコンに新規投稿の赤いバッヂが出ることもないので、無意識的に開くこともなくなりました。スマートフォンは電話とメール、スケジュール管理と移動の時に音楽を聴く事に限定されました。
(それでもまだたまに無意識に開いちゃうんですけどねw)

そんな生活を始めて二週間くらい経ったある日。
旅先に持っていく荷物をスーツケースに入れ、空いた隙間にいつもの様に本を入れようとした時でした。
本棚の読み終わった本が増えていたのです。
これまた自覚なかったのですが、SNSを見る時間が劇的に減った分本を読んでいたわけです。当たり前だと言われればそうなのですが、充実した時間を送っていた時はそんな単純な事にも気がつく暇もなく溜まっていた「積ん読本」を貪る様に食べる様に読んでいたのです。改めて思いました。

「これはイイぞ」と。

2024年8月、ドラムシティで開催されたDrummer's Cafe サポートワークショップで紹介された「つっちーオススメ本」の展示

ところが愚かなまだ僕はまだSNSの「毒」が抜けきっていないせいか、アホみたいにその喜びをFacebookに書いちゃったんですねぇ、やめときゃいいのにw
バカですねぇ。あんなに懲りたはずなのに。また戻っちゃうんです。まるで「洲崎パラダイス」のラストシーンみたいに。意を決して別れた筈なのに離れてみるとお互いが気になって仕方がない。気がつくと土砂降りの雨の街を互いに探し歩く。気がつけばまた元の鞘に…なんてね。

話を戻しますw

「SNSを控えたお陰でたくさん本が読めて、映画も観る時間ができて嬉しい!」みたいなことを書いたんですね。
数分後、僕は書いた事をすぐに後悔しました。
僕のスレッドには

「本なんてつまらん。読むものなんかない」
「映画なんて子供騙し。愚民の洗脳だろ」
「音楽もな」

なんて書き込みがありました。もう決定的ですね。
必要以外は完全にシャットアウトです。僕にとってSNSが必要な時はバンドのライブ告知くらいなものです。それ以外は大した事じゃありません。日記なら自分で日記帳を買ってきて書けばいいだけのこと。何も衆人環視に晒すことはない。
しかも謂れもなく誹謗中傷される筋合いもない。
大事なことはダイレクト・メッセージやメールでやりとりするのが普通なのです。
唯一、まだ平和な環境で覗けるInstagramだけは日々の絵日記という感じで続けています。ネガティブな人がいないからですね。Facebookやtwitterともリンクはしていますが、Facebookの方はほぼ放置プレイです。
こんな風に書くと、「打たれ弱いヤツだ」とか言う方もいますが、打たれ弱い事ってそんなに罪ですかね?
誰も彼もが大声でまくし立てることが「強さ」の本質でしょうか?声の大きい、毒のある刺激的で高圧的な「正義」が本当に「正しい」ことでしょうか?わかりやすい理論擬きに安直について行っているだけじゃないの?なんて思います。
今時は政治的な話をするとすぐに保守だ右だ、リベラルだ左だと人をカテゴライズして差別しますが、真ん中がいてもいいじゃないかと真剣に思うのです。それに真に保守派、右翼として国を憂うならば、国民一人一人の生活や国の文化的生活を向上することに心血を注ぐのが王道なのではないかと思うのです。威圧的な服装で大音量で軍歌を流して街を走る意味はどこにあるのでしょうか?それは覇道です。

話が大げさになってしまいました。
「お前、そんな偉そうなこと言ってるけど、たんなる中二病じゃねえのか」てな声も聞こえてきそうですが、大きなお世話です。ほっといてくださいな。
そう言うあなたは人のこと言える程ご立派なんですかね?
なんて嫌味の一つも言いたくなるわけです。
おっと、こりゃちと無粋でしたね。
こりゃまだ毒は抜けきっていないな。失礼致しました。
しかし、人生には毒も必要です。毒の使い方を知ってこそ一人前の大人になれる部分もあるわけで。
とは言え、ホントの毒を使っちゃあいけませんよw
危ない危ない。あ~怖いw

で、話の筋の首根っこをひっつかんで、強引にドラムの話へ持って行きます。
先ほど話した「声のでかいものが正しいかのように見える、または見てしまう」風潮、音楽界にもありませんか?
メディアで流れてくる音楽、どうでしょう?いつも同じ顔ぶれじゃありませんか?
少なくとも僕にはそう感じます。
そう言った音楽を否定する気は全くないのです。
しかし、そう言った音楽しか知らずに、または、もっと違う音楽を聴きたいと思っている人がいたなら、その人が何らかの理由で他に音楽を探す術を持っておらず、メディアに流れるものをただ受け入れて聴くだけだとしたら…。

実は世の中に音楽は溢れています。数の多さで勝敗が決まってしまう拝金主義の日本では「売れているもの」が「良いもの」と刷り込まれる価値観のすり替えが起ってしまいます。
これは非常に危うく、恐ろしく退屈な事だと思うのです。
想像力や観察力を奪い、インスピレーションを得るアンテナを根元から折られる。僕から言わせればこれは「暴力」以外の何物でもありません。かつて日本にまだ活気があり、発展途上のエネルギーが溢れていた頃、寺山修司は「書を捨て街に出よう」と言いました。その頃は本より現実の方が遥かにエネルギッシュだったのでしょう。僕はその時代の空気の中に生まれた世代です。実体験はなくともその時代の空気を吸って産声を上げました。そして今ならこう言うでしょう。

「若者よ書と音楽を持って外に出よう」

と。

もっと言うならば

「楽器を持って、キャンバスを持って、原稿用紙を持って外に出よう!」

と。

今の時代ならiPad一つで全部できちゃうしね。(このカルさも大事よw)
そして僕が昔から続けている事の一つに「野外でドラムをプレイする」事があります。埼玉県のとあるAGS 公園(略称)というところに広大な野球場やサッカー場、ピクニックできる森などがあり、それに付随した駐車場がこれまたアホみたいに広くあるので、そこでドラムの練習をしていたのです。
僕がそれを思い付いた時、我ながら天才だと思ったものです。
しかし、同じことを考える人は世の中にゴマンといるわけですね。僕が思いつくはるか前からAGS 公園はドラマーの練習のメッカだったのです。車の運転免許を取り、伯父から今にもバラバラになりそうな真っ赤なホンダ・シティを貰い受け、ローンで買ったドラムセットを嬉々として積み込んで、朝も早よから出かけるわけです。夏の日差しに汗だくになりながら、凍てつく冬の風に負けないように、カーマニアたちの無言の圧力に屈しないように、時折パトロールに来るお巡りさんに怪しまれないように、僕は19 歳くらいからしばらくずっと通っていました。今は仕事が忙しくて中々行けないのが残念なのですが、たまに行くといろんな友人が居て、とても楽しく過ごせるのです。それはSNSでは得られない生のコミュニケーション。フレッシュなインスピレーションが得られる場なのです。貸スタジオに閉じ籠って自分の演奏動画をSNSに上げるのも勿論結構ですが、あの開放感は格別ですね。天気の良い日に自分の愛機を組み、ちょっとプレイしては休み、コーヒーとか飲んでみたりして。なんて贅沢な時間でしょう。イヤホンでお気に入りの音楽と合わせてプレイするのが僕の好きなやり方でしたが、(お気に入りのプレイリストはジェームズ・ブラウンのファンクを三時間くらい並べた物を延々にプレイしまくることでしたw)
稀にただ空を見上げて何も考えずにプレイしていることもあって、それはとても不思議で自由な時間だったりします。ドラムを使った「独り言」ですね。別に難しいテクニックや速いストロークなんてそこでは全く必要なくなります。
あくまでも僕の場合ですが。

多くのドラマーは「良い演奏をしよう、良い演奏を出来る様に練習しよう」と思って二本のスティックを手に取って楽器に向かうことが多いのかもしれません。でも、何も考えず、ただふわりと浮かぶ雲を眺めながら「あ、ここにドラムがあるなぁ~…」くらいの感じでふわっと音を出すとまた違ったドラムの面白さが見えてくるような気がします。
木々の揺れる音や鳥の囀り、近くを走る子どもたちの声、なんなら向こうで車いじっている兄ちゃんたちのダベりさえも、セッションの相手になるのかもしれません。
そんな経験をしてしまったからか、僕の周りにはこの野外ドラムをやめられなくなった人が続出していますw
そんな皆さんはとても良い時間をその場所で「シェア」しているわけですね。しかもなんてったって「無料」ですからw

さて、そろそろ文字数も限界を超えました。
今回はいつもにも増して支離滅裂で本当にごめんなさい。
いつになっても自分の心地いい場所を探してフラフラしている僕の長い駄文を読んで下さる皆様には深く御礼申し上げます。
皆様の新年が少しでも歓び多い日々でありますようお祈り申し上げます。
それではまたいつか…きっとこのページでお会いできることを楽しみにしております。

愛と平和を祈って。

 

■つちだ“つっちー”よしのり プロフィール

1969 年生まれ。11 歳の頃YMO の高橋幸宏に衝撃を受けドラムを始める。現在はフリーのドラムテック&ローディーとして矢沢永吉、高橋幸宏(METAFIVE,YMO)、松本隆(はっぴぃえんど)、林立夫(Tin Pan)、細野晴臣、[Alexandros]、Diggy-MO'、LITE、
星野源、ピエール中野、RADWIMPSなどのツアーやレコーディング、FUJIROCK FESTIVAL やSUMMER SONIC などの、夏フェスでのステージクルーとしてウロウロしている。
自身のバンド254soulfoodでは定期的にLIVEを行っている。
プレイヤーとしての参加作品はHARRY「BOTTLE UP AND GO」本園太郎「R135 DRAFT」「torch」など。
蕎麦と落語と読書に酒、煙草好きの堅太り。

執筆者:土田 ”つっちー” 嘉範

タグ:  エッセイ

カテゴリー:つっちーの太鼓奇談

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