THINGS|こと
【リポート】関聡氏によるシンバル選定会&クリニック

2025年6月7日(土)シエナ・ウインド・オーケストラ打楽器奏者の関聡氏をお迎え
し、「シンバル選定会&クリニック」を開催いたしました。
お陰様をもちまして、事前予約は早々に定員20名が満席となり、当日は大変な盛況となりました。
クリニック&公開レッスン
クリニックではシンバルのプロファイルから始まり、関氏ご自身が日頃から実践されている練習方法や緊張時の対処方法など、実演を交えてわかりやすく紹介していただきました。
中でも練習方法について、ハイハットシンバルのハーフオープンの状態をセルフで作る練習について説明を受けている場面では、私含め受講生は大きくうなずきながら説明を聞いていました。続く公開レッスンでは、pp~sfの基礎奏法やオケスタ形式の内容で限られた時間ながらも非常に充実した内容で、受講生・聴講生ともに大きな学びのある有意義な時間となりました。
シンバル選定会
クリニックの内容を元に選定会では、関氏にシンバルを実際に選定していただきました。
- Zildjian K クラシック・シンフォニック 18 インチ/20 インチ 合わせシンバル各1ペア
- Zildjian K クラシック・シンフォニック 18 インチ サスペンデットシンバル 1枚
- ZIldjian K コンスタンチノープル 18 インチ 合わせシンバル 1ペア
選定時には実演を交えて、音の違いや特徴を解説いただき、参加者はプロ視点による選定
のプロセスを間近で体感することができました。
おわりに
プロの方のシンバルの音や解説を直接体感するタイミングは少なく、今回のシンバル選定
会&クリニックでは、知らないこともたくさんあり、とても勉強になる時間となりました。
そして、シンバル選定会&クリニックに参加していただきました、受講生及び聴講生の皆
様、ご協力いただきました(株)ヤマハミュージックジャパン様、そしてお忙しい中シン
バル選定会及びクリニックで講師を務めていただきました、関聡氏に心より御礼申し上げます。
講師プロフィール
関 聡(せき さとし)
洗足学園音楽大学大学院を首席で終了。終了時に全首席奏者最高位の成績を修めグランプリを受賞。第 26 回打楽器新人演奏会打楽器部門第1位「特別賞」及びグランプリ「岩城賞」受賞。第 6 回ルーマニア国際音楽コンクール第1位及び特別賞。第 31 回日本間打楽器コンクール パーカッション部門第2位。レインボウ21サントリーホールデビューコンサート2013 に出演。シエナ・ウインド・オーケストラ打楽器奏者として日本全国での活動をはじめ、国内のプロオーケストラや吹奏楽団への客演、トリノ王立歌劇場、英国ロイヤルオペラなど海外のオーケストラの来日公演や音楽祭に出演。
ソリストとしてもオーケストラや吹奏楽団と協演を重ねる。「題名のない音楽会」「THE
MUSIC DAY」「FNS 歌謡祭」「ミュージック・ステーション」などの音楽番組の他、「芸能
人格付けチェック」「なら≒デキ」「ネプリーグ」などのバラエティ番組にも出演。テーマ
パークやゲーム音楽、テレビ CM、ドラマ、映画の劇伴音楽や安室奈美恵、夏川りみ、薬師丸ひろ子、工藤静香、山内恵介など著名アーティストのレコーディングに参加するなど、クラシックだけでなくドラム/パーカッション奏者としてポップス、スタジオワークまでオールラウンドに活動を行っている。現在、シエナ・ウインド・オーケストラ打楽器奏者。
パーカッショングループ72メンバー。ヤマハアーティスト。Zildjian、Majestic、ASPR
エンドーサー。音楽之友社『ONTOMO MOOK「コンサートパーカッションの世界」』にて執筆を担当。吹奏楽専門誌「バンドジャーナル」2024 年ワンポイントレッスン講師を担当。
執筆者:パーカッション・シティ 川原
取材協力:(株)ヤマハミュージックジャパン
編集:JPC MAG編集部