THINGS|こと
【リポート】フレームドラム&ボーンズワークショップ
5月の最終日曜日、ハンドドラムの名手クリストファー・ハーディ氏をお迎えし、3年ぶりとなるフレームドラム&ボーンズワークショップを開催しました。
参加者の方々とハーディ氏はにこやかに挨拶を交わし、終始アットホームな雰囲気だったのが印象的です。
ワークショップは、フレームドラムの呼び名や基礎となる叩き方から始まり、その後、指全体で低い音を出すDUM(ドゥン)薬指で楽器の縁を叩くTAK(タク)、ヘッドを指でおさえミュートするKEFF(ケフ)を教わりました。
最初はなかなか思うように指が動かず、音が出ないこともあり参加者は皆さん苦戦されている様子でしたが、ハーディ氏の一人一人に合わせた適切なアドバイスのおかげで、短時間でまとまりのある音が出るようになりました。
その後、それまでの講習を元にフレームドラムの伝統的なリズムパターンを皆でアンサンブルしました。
全員で同じリズムを叩くとなかなかのボリュームで、迫力のアンサンブルとなりました。
また、アンサンブルにはハーディ氏がダラブッカで合流し、非常に盛り上がりました。
会場はずっと叩いていたくなる、聴いてるこちらもリズムに乗って自然と体が動いてしまうような空間でした!
気が付けば時間が経つのもあっという間。ボーンズへ移りました。二枚の木の板を片手で持ち、一つは人差し指と中指の間、もう一枚は中指と薬指の間に挟み、ドアノブを回すときのように勢いをつけて回すと、カタカタ音が鳴るアイルランドの楽器ボーンズ!
これがまた見た目以上に難しく、大苦戦!また、全員でカタカタするとフレームドラムの時よりもおおきな音量で、まるでもののけ姫のこだまの場面のような雰囲気になっていました。
最後に、ハーディ氏が両手でのボーンズソロを披露。とてもリズミカルで楽しそうに演奏する姿はワークショップ参加者全員の心を鷲掴みにしました!「クリスさんのように出来るようになりたい!」と誰もが思った瞬間でした。クリスさん、ご参加の皆様、ありがとうございました!
執筆者:エスニック・シティ