Cathexis【カセクシス】

JPCCD2019収録選考会選出　追栄祥作品　Cathexis　鍵盤打楽器群とパーカッション・ソロがドラムセットのように入り組んだ作品。

[演奏時間]
　5分32秒
*演奏時間につきましては参考音源による演奏時間ですので、演奏方法・テンポによって異なります。

[作曲者コメント]
Cathexis(カセクシス)はフロイトのパラダイムにおける精神分析学上の概念で、リビドー(心的・性的エネルギー)のある対象への備給、充当を指しています。リビドーを心的エネルギーの基底とした場合、創作のアイディア(例えばモティーフやフレーズ)にエネルギーを注いで貯留すること、とかある特定の音響現象に愛着をもつといったような喩えとして題を捉えることができます。対象備給-楽想執着の対応関係でいえば、ベルリオーズの提唱したidee fixe(固定楽想)に意味的に近いものがあり、構成的にも冒頭主題の変奏された楽句や部分動機が循環的に呈示される仕組みになっております。



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[使用楽器]

Mar.　Vib.　Xylo.　Glo.　Timp.　Pedal B.D.　3 Toms.　S.D.　Floor Tom　C.Cym.　Ride Cym.　Hi-Hat　2 Wood Block　Tri.　(option Contra Bass)

[パート別楽器編成]
・Glockenspiel (G59-C88 2-1/2オクターヴ), Xylophone (F45-C88 3-1/2オクターヴ)

・Vibraphone (F33-F69 3オクターヴ)

・1st Marimba (A25-C76 4-1/3オクターヴ)

・2nd Marimba 1stと共用

・Contrabass (Optional)

・Timpani(4-5), Triangle

・Multi Percussion [Crash Cymbal, Ride Cymbal, Hi-hat, Tom-tom(3),Floor Tom, Snare Drum, Bass Drum, Triangle, Wood Block(2)]

打楽器6重奏、もしくはコントラバスを加えて混成7重奏。