広く浅く♪たまに深く
ピッコロという名のスネアドラム
この記事は、2014年9月のドラムシティfacebookページへの投稿に加筆修正を加えたものです。
ず~いぶん前のことになりますが、X(twitter)で呟いたところ、結構な反響があったピッコロスネアについて。
今では深さの浅いスネアドラムを総称してこう呼ぶことが多いですね。
しかし、
本来は、口径13”のスネアドラムを
ピッコロスネアドラムと呼んでいたらいしいんです!!!
ピッコロという言葉は、イタリア語で「小さい」という意味。
(フルートとピッコロの関係性を調べてみたらよくわかります!)
かつて、スネアドラム(サイドドラム)といえば14"や15"といった口径が標準的なサイズだった時代があります。
そのころの標準的なスネアドラムで、今現在のようなハイピッチを作ることもなかったでしょうし(出来なかったとも言えますが。。。)、どちらかと言えば「ボンボン」「ドンドン」といったようないわゆる太鼓らしいサウンドだったはずです。
無理なく高い音域のサウンドを作る必要が生まれたとき、標準的なものよりも口径が小さな楽器にすれば良いと判断され、ピッコロスネアが誕生したのではないかと思います。
ピッコロ・スネアという名が、ピッコロ・フルート同様に「小さく、音域が高いスネアドラム」という意味だったということは容易に想像できます。
で、当然深さが深くても13"はピッコロ。
13×6"などの深めの物を「Power Piccolo」なんて呼ぶメーカーもあります。
◇ ◇ ◇
まあ、今となってはどうでもいい知識となってしまいましたが。。。
ピッコロ=13"口径などとこだわる必要もないですし(笑)
◇ ◇ ◇
ここからは、ついでの豆知識(笑)
小さくて音域の高いスネアドラムをピッコロと呼んだように、
楽器としての能力が最大限活かすことができる音域でスネアドラムを区別する方法が存在します。
お察しの通り
ソプラノスネア、メゾ・ソプラノスネアなんかですね(^^)
最高音域がソプラノ、それより低いところにメゾ・ソプラノ
さらに低い音域(いわゆる普通のスネア音域)がアルトになるんかな(笑)
この考え方をサイズ(口径)に結びつけると
10"=ソプラノ
12"=メゾ・ソプラノ
14"=アルト
って、感じになります。
(でも13"はピッコロwww)
以前、プレミア社がこのコンセプトまんまの商品を出していたことがあります。
さらに
見た目の印象で区別する方法として
薄いやつ=パンケーキ
ちっちゃくて弾けるようなサウンドが出しやすいやつ=ポップコーン
などと呼ぶケースもありますね(^^)
まあ、ほんとにどうでもいいことですが(^_^;)
とにかく、
名前に惑わされること無く、自分にあった楽器を選ぶことが大切ですね(^^)
求めるサウンドが作りやすい物であれば、何を使ってもいいんです!